脱毛症克服奮闘記

円形脱毛症から汎発性脱毛症へ…そして完治へ向けて

円形脱毛症治療のため再度病院へ行く。

はじめに行った病院でえらい目にあい半年ほど経った頃、別の病院へ行くことにしました。

今度は自宅近くの地元で評判な皮膚科で私も湿疹などで何度か診てもらったことがある病院です。

知らないとこに行くよりかは安心感があります。

 

大きな病院へ行くため紹介状を書いてもらう

この皮膚科は規模が小さくてウェブサイトもないような病院なのですが年配の女性医師が親身になってしっかり診てくれるので評判がよく以前より湿疹など肌の病気でお世話になっていました。

円形脱毛症の治療実績があるのか分からなかったのですがとりあえず行ってみることに。

この頃は既に多発型円形脱毛症に悪化していて頭を丸坊主にしていました。

そして、いざ診察へ

先生は私の症状を診るなり「ここまで悪化してたら、うちでは対処できない。」と、はっきり。

「えぇ~!?」と一瞬1つ目の病院のことが脳裏をよぎったのですが

先生は「対応できる病院を調べて紹介しますので1週間後にもう一度来てください。」

と言うのでその日は症状だけ診てもらい帰宅しました。

 

不安を抱えつつ1週間後、再び病院へ。

そして紹介してくれたのが大手前病院の皮膚科でした。

大阪市内にある総合病院で規模も大きく、もちろん紹介状なしでは診てくれないような大病院です。

ネットで大阪にある円形脱毛症治療の実績がある病院を探していた時、よく目にしていたので知ってはいたのですが、

こういう所は外来の診療時間が平日の午前中のみというのが多く、紹介状が必要というのもあって避けていました。

サラリーマンが普通に通える病院ではないですね。

こういう点をもっと改善して欲しいです。

私はというと当時、勤めていた会社が倒産し一時的にフリーランスのデザイナーとして仕事をし始めた時で、自由な環境でしたので平日の午前中でも通院できたわけです。

そういうわけで、先生に大手前病院に提出する紹介状を書いていただきました。

はじめは「うちでは対処できない」と言われ驚きましたが、病院にだって得意・不得意はあるでしょうし潔く言っていただき良かったです。さらに放ったらかしにせず信用できる病院を紹介してくださりありがとうございます。

本気で治そうという気もなく患者に合った的確な治療を施さないで惰性で治療を続けるようなところよりはずっといいです。

 

多発型円形脱毛症治療のため大手前病院皮膚科へ行く

それから約1週間後、私は紹介状を握りしめ大手前病院へ行ったのです。

さすが大病院。受け付けでの手続きが多くなかなか診察までたどり着けません。

手続きが終わり、早速診察かと思いきや事前に血液検査などするという事で病院内をウロウロ。

あっち行ったりこっち行ったりで数カ所廻ったような気がします。(記憶が定かではないです)

そして、やっと皮膚科にたどり着き診察へ!

先生は紹介状に目を通し、私の脱毛具合を一通りチェックされましたが

この日私は頭をツルツルに剃って病院へ来ていたので

「これでは、毛髪の具合が確認しづらいので剃らないでください」と注意されることに・・・。

円形脱毛部分の発毛状態や残っている毛髪がしっかり生えているか等のチェックがあるんですね。すみません・・・。

そんな私の治療法は「局所免疫療法」でした。

 

局所免疫療法とは

円形脱毛部分に「DPCP」または「SADBE」という物質を塗布し人工的にかぶれた状態を起こさせ発毛を促す治療方法です。別名「かぶれ療法」とも言われています。

脱毛範囲が広く、半年以上経過している場合はこの治療法が有効とされています。

有効率は約60%以上ともいわれており「日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン2017」では奨励度「B(行うよう勧められる)」ランクの治療法です。

(現在「A(行うよう強く勧められる)」ランクの治療法は存在しません。)

副作用としては塗布箇所の激しいかゆみ、首筋のリンパ節腫脹などがあります。

 

私の場合「SADBE」での治療だったと思うのですが・・・、

2週間に1回の通院で進めていきました。

この治療法ですが、塗った箇所が掻きむしりたくなるほど痒くなります。

(個人差あります)

夏場などは我慢できないほどの痒みがおそってきます。

さらに首筋のリンパ節が腫れて触ると余計痛みます。

ですが、有効的な治療法で私のような広範囲に広がってしまった円形脱毛症でも少しずつ改善していきました。

軽く引っ張っただけで何の抵抗もなくスッと抜けていた髪の毛が次第にしっかり生えだし時間はかかりますが順調に回復している感じでした。

 

ここまできたのに・・・

しかし、ここまでおよそ1年数ヵ月治療に通ったのですが、

残念ながら、この病院へは行けなくなってしまいました。

私の仕事の都合で仕方がなかったのですが

大手前病院皮膚科の担当の先生には大変お世話になりました。

半ば諦めかけていた私を奮い起こさせてくれたのもこの病院の先生のおかげです。

これほど真剣に取り組んでいただけたことを本当に感謝しています。

 

通院最終日、この先生から私の仕事を優先して通院できそうな病院でなおかつ同じ治療をしているところのリストまで作成してくれまして親切にしてくださいましてありがとうございました。

 

最後に

私の場合は治療途中で行けなくなってしましましたが、

大きな病院で診てもらうメリットは絶対あると感じています。

私が通院していた時にも自分以外に同じ病気の方が数名おられましたし実績も高いのでしょう。

平日の午前中しか診てもらえないというデメリットはありますが

可能な方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

では。